たまたま思い付いて行った中尊寺金色堂に感激

もう10年以上前の事になりますが、地元の九州から東北の仙台に一人旅をしたことがあります。

その時は、仙台から松島あたりを観光して帰るつもりでしたが、ガイドブックを眺めているうちに急に平泉の中尊寺金色堂を見たくなり、急遽、仙台を離れる前に平泉に行くことにしました。

仙台から平泉までは新幹線を使えば一時間弱で行ける距離ですので、心が動いたというのもあります。

一関で新幹線から在来線に乗り換えて10分足らずで、平泉に着くと、中尊寺方面に行くバスが駅前ですでに待っていました。トボトボ歩いていると、バスの運転手が「はやぐ乗れ~、乗んねぇと行っちまうど~」とマイクで呼びかけると、すでにバスに乗車している乗客たちの間にどっと笑い声が起きました。

やれやれと思いながらバスに乗ると、バスは中尊寺に向けて出発しました。出発するやいなや、バスの運転手が晴れやかな声で、「慌てて乗ったはいいけんども、中尊寺はすぐそこだぁ~」と言うと、再び車内は笑い声に包まれました。

運転手の言うとおり、あっという間に中尊寺に着くと、バスを降り、ガイドブックを見ながら一目散に金色堂をめざし、速足で坂を登って行きました。

程なく歩くと、坂を上り詰めた頂上を左に折れたところに目当ての金色堂はありました。入場料を払って建物の中に入るとすでに観光客が行列を作って拝観の順番を待っていました。

私自身不勉強だったのですが、金色堂と思っていたコンクリートの建物は金色堂をおおうドームのようなもので、金色堂はその中に、ガラスのケースに覆われて、黄金の輝きを放っており、まさにそれ自体が芸術品のようでした。

録音された音声による館内放送の説明が終わると、まるでトコロテンのように館外に押し出されましたが、観光客がたくさん並んでいるので無理もありません。ほんの僅かの時間でしたが、相当充実した時間を過ごすことができました。

急遽思い立った平泉旅行でしたが、決断してよかったと思います。2011年に世界遺産に指定されて、観光客もかなり増えていると思いますが、金色堂以外の平泉のスポットも時間をかけて車ででも回ってみようかと思っています。

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