違う場所に来た

自分の住んでいるところはどちらかといえば山際の方なので、旅行の際には海が見えるところに出ると、「旅行に来たんだ!」という実感がして、別世界のようにすら感じることがあります。

特にアクアを手に入れてからは、海岸線の道路をひたすら行く…というような旅行も少なくなく、そのたびに車窓から見える海の様子に子供さながらに、心躍ります。

最近とりわけ印象が強い旅の思い出といえば、山口の角島へ行ったときのことです。
角島、といわれてもピンとこない方のほうが多いでしょうが、青い海に白い橋がまっすぐ渡されている風景は、たくさんのCMや宣伝媒体、観光パンフなどで見たことがある!ときっと言われると思います。それだけ惹きつける見た目を持つ、美しい場所なのです。

例に漏れず私たちもその光景をぜひ見たいと思い、近くへ観光へ訪れるついでに行ってみることにしたのです。ここがまた車でないといけないだろうというような、行ってしまえばかなり辺鄙なロケーションでした。が、それだけの価値はある美しい光景が、CMそのまま、いやそれ以上に目の前に広がっていて、あの時だけは本当に感動したものです。

南国のような緑青色をたたえた透明度の高い海。
向こうの島へと渡されている白い橋。
どこか異国のような、シンプルな風景。

わざわざ来て良かった、という言葉がその時ほど真に迫って思えたことはありませんでした。

橋を渡るときも、映画の中にいるような楽しさを感じましたし、あれほど「違う場所に来た」という鮮烈な楽しさを抱いたことはそうめったにこれからもないのでは、と思います。

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